太陽が昇ると人々は働き、太陽が沈むと人々は休息をとる。

そんな当たり前の生活が繰り返されるレゴ王国。

この王国の誰もが知っていることですが、太陽が存在するためには必要なことがあります。

それは姫がいること。

姫が存在していることで太陽は姿をあらわすのです。

王国の誰もがレゴ王国の平和は永遠に続くものだと信じていました。

しかし、悲劇は突然やってきました。

どこからともなくドラゴンが現れ、王国が突如として闇に包まれたのです。

兵士たちは慌てて城中を探しましたが、どこにも姫の姿はなく、鍵のかかった姫の部屋の前は、ドラゴンが暴れたように荒らされていました。

太陽が消えたということは、姫はもう・・・。

レゴ王国から脅威を取り払うため、そして姫の仇を討つため、衛兵たちはドラゴン討伐に向かいました。

その結果、なんとかして結界を張りドラゴンを押さえつけることに成功しましたが、わずかな時間しかドラゴンの動きを止めることは出来ないうえに、長年平和が続いてきたレゴ王国には、ドラゴンを倒せるような武器がありません。

しかし、ここは全てがブロックで作られた国、レゴ王国。

新たに招集された勇敢な討伐隊たちがドラゴンに立ち向かうべく、ブロックで武器を作り、ドラゴン討伐に向かおうとした、その時・・・

ある事実に気が付きました。

ドラゴンの腕には姫が大切にしていた腕輪と同じものがあったのです。

優秀な討伐隊たちはひらめきました。

「ドラゴンは姫が変身してしまった姿なのでは？！」

ドラゴンを倒すべく作り上げたブロックの武器を解体し、姫を元に戻す薬をブロックによって作り上げた討伐隊の活躍により、なんとドラゴンは姿を変え、姫の姿に戻ったのでした。

そして、レゴ王国に再び太陽が姿を現したのです。

めでたしめでたし。

の、はずだったのですが。
この物語にはまだ秘密があったのです。